ロシアにおける外国公務員贈・収賄罪に関する資料
2013.03.04
現在ロシアでは、汚職撲滅のための様々な計画が実施されている。
2011 年 5 月 4 日の汚職に関するロシア連邦刑法典及び行政的法令違反法典への変更の導入(連邦法律 No.97-FZ)も、その一環である。
ロシアの外国公務員贈収賄罪の主要事項は、次のとおりである。
・刑法典及び行政的法令違反法典の贈賄犯の客体 (相手方)に、国内公務員のほか、外国公務員及び国際機関職員が追加されたこと。
・贈賄罪を犯したのが法人である場合には行政的法令違反法典により責任が追及され、他方自然人が贈賄を行った場合には刑法により処罰されること。
・刑法典の収賄罪の主体に、外国公務員及び国際機関職員が追加されたこと。