第5 韓国 （アジア経済法令ニュース19-35）
- 花き産業発展及び花き文化振興に関する法律
[制定の経緯：花きとは、「観賞用、加工用等に活用するために栽培する植物」と定義されている。韓国では冠婚葬祭における花きの使用が80％を占めるといわれている。しかし、昨今の景気後退や不正請託禁止法（キム・ヨンラン法）の施行等により花き市場は縮小の一途を辿っており、これに伴い花き農家の数が減少している状況である。この法律は花き産業の育成及び支援体系を整備することで、冠婚葬祭にとどまらない花き文化の活性化を進める狙いがある。
また、これまでは花輪を再使用であることを表示せずに販売する業者等が存在していたことから、今後は花輪を再使用する販売者に対し「再使用の花輪」である旨を表示することが義務付けられる。]
19.08.20公布 法律第16473号／20.08.21施行
- 基礎研究振興及び技術開発支援に関する法律一部改正法
19.08.27公布 法律第16528号／同日施行
- 男女雇用平等及び仕事・家庭両立支援に関する法律一部改正法
19.08.27公布 法律第16558号／19.10.01施行
- 自由貿易協定締結による農漁業人等の支援に関する特別法一部改正法
19.08.27公布 法律第16548号／19.11.28施行
- 先端再生医療及び先端バイオ医薬品の安全及び支援に関する法律
[制定の経緯：韓国は日本を含む他の医療先進国と同様、再生・バイオ医療分野において積極的な研究・開発を行ってきた。しかし、医薬品の許可申請においてバイオ医薬品も既存の医薬品と同様に扱われていたため、その実用化には限界があった。最近、韓国では、世界初の骨関節炎遺伝子治療剤が、許可申請時の成分と異なるという理由で許可が取り消されると同時に刑事告発された事件が記憶に新しい。今回、バイオ薬品のための許可申請手続が新設されたという観点から法整備を歓迎する見方もある一方、優先的な審査手続も併せて新設されたことから、事実上許可取得の簡素化を進めるに過ぎないという懸念の声もある。]
19.08.27公布 法律第16556号／20.08.28施行
- 核融合エネルギー開発振興法一部改正法
19.08.27公布 法律第16534号／同日施行
- 協同研究開発促進法一部改正法
19.08.27公布 法律第16535号／同日施行